鉄扇音頭とは、京都洛北地域一帯に残る江戸中期が起源と思われる盆踊りの一つです。
現在、一乗寺の鉄扇音頭は、京都市無形文化財に指定され、一乗寺郷土芸能保存会の皆さんにより、保存・継承活動が行われています。
神社境内に櫓(やぐら)が建てられ、提灯の灯りもつき、お祭りの準備が整っています。
はじめに御本殿にて、八朔祭の神事が執り行われます。祭典には、各地区の氏子役員、宮座の座員のほかに、鉄扇音頭を奉納頂く一乗寺郷土芸能保存会の皆さんが参列されます。
御本殿での神事に続き、御本殿の周りを三周するお千度参りが行われます。
そのあと、参列者は一旦参集殿にあがり、直会を行い、ひと時喉をうるわします。
直会が終わると、音頭取りの皆さんが櫓に上がり、鉄扇音頭の奉納がはじまります。踊り子の皆さんは、櫓を中央にして輪をえがくように周りながら踊ります。
一乗寺鉄扇は、楽器を用いず、音頭取りのゆっくりとした唄に合わせ、踊り子がゆったりとしたテンポで踊る事が特徴です。
前日まで連日雨が降り、開催が心配された今年の八朔祭ですが、当日はお天気に恵まれ、鉄扇音頭の奉納が無事行われました。
また、今年は家族連れ方々など、たくさんの皆さんにお越し頂き、地域に継承される伝統の踊りを見て頂く事ができました。


