八朔祭とは、二百十日の前日、八月の朔日(旧暦の八月一日)に、五穀豊穣と天災除けを祈願し行われてきた祭事です。各地区の氏子会役員、宮座の座員のほかに、鉄扇音頭を奉納頂く一乗寺郷土芸能保存会の皆さんが参列されます。
御本殿内での神事に続き、参列者全員が御本殿の周りを三周する「お千度」が執り行われます。
提灯が灯り、少し過ごし易くなって来た夏の終わりの夜を照らします。
参列者は神事の後、いったん参集殿に上がり、直会(なおらい)を行い、ひととき喉をうるわします。
直会が終わると、音頭取りの皆さんがやぐらに上がり、鉄扇音頭がはじまります。踊り子の皆さんは、やぐらを中央にして輪をえがくように周りながら踊ります。
一乗寺鉄扇は、楽器を用いず、音頭取りのゆっくりとした唄に合わせ、踊り子がゆったりとしたテンポで踊る事が特徴です。
今年は、音頭取りの皆さんにより「吾妻みやげ」が唄われました。
鉄扇音頭は、昭和62年より京都市民俗無形文化財の指定を受けており、一乗寺郷土芸能保存会の皆さんにより、保存・継承活動が行われています。


