平成20年4月6日 神弓祭(古式弓執神事)

午後2時より、神弓祭(古式弓執神事)が執り行われました。
このお祭りは、神前で弓を引き的を射る神事であり、古来より弓矢は神聖で霊的威力を持つものとして信じられ、その力で邪気を祓ったり、農作物の収穫の吉凶を占う事を目的に、行われてきた神事です。


shinkyusai_h20_4_6_01.jpg shinkyusai_h20_4_6_02.jpg
御本殿の神前には、弓執りで使われる四本の矢と、弓執りの前に参列者に配される御神酒と膾(なます)などがお供えされています。
また、お蔵の前に的が準備され、手前側の弓を射る場所には、鏑矢(かぶらや)が置かれ、その横の砂山に細木(線香)が六本準備されています。


shinkyusai_h20_4_6_03.jpg shinkyusai_h20_4_6_04.jpg
御本殿での祭典に続き、境内広場にコの字型に参列者が座り、御神酒と膾が配されます。


shinkyusai_h20_4_6_05.jpg shinkyusai_h20_4_6_06.jpg
弓執りの神事は、宮座の今年から上座になる人と昨年上座になった人の二人で執り行われます。
まず初めに、それぞれが神前に向かって拝礼を行います。


shinkyusai_h20_4_6_07.jpg shinkyusai_h20_4_6_08.jpg
古式作法に従って、各二本ずつ矢を放ちます。矢を放った後、細木をすかして的を睨み、放った矢の数だけ細木を砂山に立てます。


shinkyusai_h20_4_6_09.jpg shinkyusai_h20_4_6_10.jpg
古式作法に則った、二人の同調した動作が見事に執り行われます。
先輩からの指導を受け、先月から何日にもわたり熱心に練習されたきた成果が、本番でもしっかりと発揮されました。


shinkyusai_h20_4_6_11.jpg shinkyusai_h20_4_6_12.jpg
弓が放たれる瞬間には、参列者や見学者にも独特の張り詰めた緊張感が広がります。
今年は何本もの矢が、見事に的を射抜きました。


shinkyusai_h20_4_6_13.jpg shinkyusai_h20_4_6_14.jpg
矢が各二本ずつ三回放たれた後、二本の矢を手に持った状態で鏑矢を取り、三本の矢を持つ、古式作法に沿った動作が最後に行われ、弓執りの神事が納められます。


shinkyusai_h20_4_6_15.jpg shinkyusai_h20_4_6_16.jpg
弓執りの神事がお納めされた後、宮座の最高責任者である督殿(こどの)の交代の儀式である御神扉の鍵渡しが執り行われます。現督殿が神前から御神扉の鍵を運び新督殿に渡し、新督殿はそれを扇子で受けて、再び神前に運び、めでたく督殿の交代となります。


shinkyusai_h20_4_6_17.jpg shinkyusai_h20_4_6_18.jpg
全ての神事が納められた後、参列者は参集殿に移動します。
宮座員、総代、氏子会役員が揃った場で、一年間大役を勤められた現督殿に対し、宮司より顕彰状が授与されます。