平成28年4月3日 遷御祭(宮座督殿渡し)

八大神社の宮座の最高責任者(一番上)である督殿(こどの)が、毎年4月の第一日曜日に交代されます。
午後2時から行われる神弓祭の最後に、神扉の鍵が現督殿から新督殿に譲り渡され、目出度く督殿の交代となります。そしてその日の夜、新しい督殿宅に神号軸(御分霊)をお遷しする、重要な祭儀である、遷御祭(せんぎょさい)が厳かに執り行われます。



sengyosai_h280403_01.jpg sengyosai_h280403_02.jpg
午後8時頃に宮司と新督殿が神社を出発し、新督殿宅に向かいます。新督殿宅では大祓詞が奏上され、御神号軸を一年間お祀りする部屋の祓い清めが執り行われます。
続いて現督殿宅に移動し、宮座御供師(ごくし)と総代も参列し遷御祭が執り行われ、消燈された中で御神号軸が外されます。


sengyosai_h280403_03.jpg sengyosai_h280403_04.jpg
箱に納められ晒(さらし)に巻かれた御神号軸は新督殿によって持たれて、夜の一乗寺街道を参列者の行列と共に進みます。道中は現督殿によって祓いが行われ、また警蹕(けいひつ)の声を響きます。
新督殿宅に到着後、暗闇の中、提灯の灯りを頼りに、神床に御神号軸が慎重にお祀りされます。


sengyosai_h280403_05.jpg sengyosai_h280403_06.jpg
明かりが灯され、新督殿宅でのはじめての祭典が執り行われます。現督殿宅での祭典と同様に、修祓からはじまり、献饌、宮司の祝詞奏上、と進み、宮司・現督殿に続き、新督殿が一名で拝礼を行い、その後、各参列者が拝礼し、めでたく遷御の儀がお納めされました。
部屋の天井には祭具を納める御棚が吊られ、また多くの御祝の御神酒が届いていました。
新督殿はこれから一年間、この御分霊がお祀りされたこの部屋で一人起居し、毎朝、氏子の弥栄と安泰を願って祝詞を奏上します。