当日は、心配された雨も降らず、良いお天気のもとで、無事斎行することが出来ました。
上一乗寺集会所での奉幣式の様子。鉾差しニ名が参列者に御神酒と鳥肴を配する間、宮座の下座により鉦・太鼓が奉納がされます。始めは緩く徐々に合間をつめて速くなり、鉦・太鼓が調子を合わせて連打されます。七辺返しを三回行い、鉾差しが正面祭壇に三宝を安置し所定の位置に戻った時、鉦・太鼓の連打を終わります。
連日、夜遅くまで熱心に練習された成果が発揮され、今年も見事な鉦・太鼓の奉納が執り行われました。
奉幣式が執り行われた後、神事列書が読み上げられ神幸列が整えられ、一の鳥居の注連縄を切って八大神社に向かいます。本殿前にて引き返し、社旗・剣鉾を先頭に、順次巡行路に入ります。写真は、元気に出発する子供神輿と、神幸列で鉦・太鼓を奏する宮座の皆さんです。
大人神輿奉賛会を中心に構成された担ぎ手の皆さんにより、伝統の八角の御神輿が担ぎ出され、勇ましく巡行を開始します。宮司・氏子総代・宮座の係の皆さんが行列のあとに続きます。
大人神輿は、一部の非常に狭い箇所を除き、道中は全て担がれて巡行します。要所要所で高く差し上げられる巨大な神輿は、迫力に溢れ、沿道の方々から多くの喝采を浴びます。
踊り児の男児は五色の色紙で作られた垂紙の束を竹竿の先端に結いつけたサンヨレボウキを持ち、上下に揺り立てながら巡行路を練り歩きます。稚児は冠、着物に袴を着用し、手に榊の小枝を持って巡行します。
何れも小学校一年生がこの役を行いますが、みんな元気に最後まで頑張って、歩くことができました。
神幸列の先頭を行く、勇壮な剣鉾の様子です。
右から、「菊鉾」(壱番鉾)、「龍(りょう)鉾」(弐番鉾)、「柏鉾」(参番鉾)です。
八大神社の誇る鉾差しの皆さんが、卓越した技術で、剣(まねき)を前後に振り、鈴(りん)を左右に八の字型に振り棹に押し当て、冴えた高い音を発しながら進みます。
剣鉾巡行の周りには、今年も多くのカメラを構えた方々が取り囲みました。
京都市の無形文化財にも指定されている八大神社の剣鉾差しですが、その伝統の技術は、年間を通じ、また祭礼前に集中して行われる練習によって、維持・継承されています。
今年は小学生の子供用剣鉾と一緒に、高校生が小型の剣鉾を差して巡行してくれました。
神幸列の中ほどを進む、督殿、準列、宮座の各係の皆さんと、楽しく元気に巡行する子供神輿の様子です。
督殿は宮座の長として、準備段階から大変な責任を負ってお祭り当日を迎えられます。子供神輿も、PTA(地域委員)の皆さんや子供神輿奉賛会の皆さんの力により、安全で楽しい巡行が可能となります。
今年の祭礼もクライマックスに近づきました。下り松の辻で、御神輿が激しく南北に担ぎ動かされたあと、一の鳥居前に安置されます。藪里釈迦堂にて宮司以下、督殿、総代等が拝礼を行っている間、宮座の下座により奉幣鉦・太鼓が奏されます。
御神輿は、担ぎ手の皆さんが最後の力を振り絞り、神社境内を勇ましく担ぎ動かされ、高く差し上げられたあと、御本殿前に安置され、御神体が宮司により戻されます。
本当に多くの方々のご協力により、早くから綿密に準備が進められた年に一度の大祭が、事故もなく盛大にお納めされました。


