八大神社の宮座は、神社が創建されたとき、何等かの形で祭祀を行う人々があったと思われ、この人々の集まりが始まりであろうと考えられます。
八大神社には、明治6年藪里ご牛頭天王社が、同7年舞楽寺八大天王社が、合祀されましたが、それ以前は各神社とも個々に宮座のような集団があり、合祀以降統一され現在のような宮座組織となりました。現行の宮座は大正3年を第一代督殿として今日まで引き継がれ、平成18年度督殿が第九十二代目となられます。
お昼の神弓祭の神事の最後に、神扉の鍵が旧督殿から新督殿に譲り渡され、めでたく督殿の交代となります。
その後参集殿にて、宮司より一年間大役を勤められた督殿に、顕彰状が手渡されます。
その夜、新旧督殿の自宅にて遷御祭(せんぎょさい)が執り行われます。
午後8時、新督殿が宮司を迎えに来て、自宅まで案内し、新督殿宅のお祓いが執り行われます。
写真は、新督殿宅に入るところです。入口には新しい注連縄が張られています。
新督殿宅でのお祓いの様子。 宮司により大祓詞(おおはらいことば)が奏上されます。
この後の祭典に備えお供え物も準備され、また新督殿お祝いの御神酒も多数届いています。
天井にはお棚(神棚)が、吊り下げられています。このお棚には御神宝・掛軸と督殿の用具等が収められ、一定の様式があり、古来より現在までその形態は変わっていません。
午後9時より、旧督殿宅にて、氏子総代3名・宮司・師匠・御供師3名が参加して、祭典が執行されます。
床の間には毎日督殿が拝礼する「八大神社」の掛軸があります。
督殿の修祓からはじまり、献饌、宮司の祝詞奏上、各参列者の拝礼、撤饌、と厳粛に神事が執り行われます。
祭典の後、電気が消されます。
師匠が先頭で灯かりを持ち、旧督殿がお祓いを執り行いながら続き、宮司、御神宝を持った新督殿、掛軸を持った御供師2名、氏子総代3名がならび、新督殿宅に進みます。
新督殿宅に到着後、暗闇のなか提灯の灯かりで、御神宝・掛軸がお棚に収められ、一本の掛軸が床の間に掛けられます。
その後、電気がつけられ、祭典が執り行われ、遷御がお納めされました。


