一般には歩射祭【ふしゃさい】とも言われ、神前で弓を引き的を射る神事で、全国各地の神社で行われているものです。
八大神社では、宮座の人たちの中から、今年から上座になる人と昨年上座になった人の二人が「弓執り」となります。
宮座について
はじめに御本殿にて祭典が行われ、その後、コの字型に着席して古式弓執りが始まります。
的に対して正面には氏子総代・宮司・宮座の督殿・準列・御供師が座り、他の座員は向かい合って座ります。
弓執りに先立ち、参列者に御神酒と膾(なます)が配されます。
土に差された矢立に鏑矢(かぶらや)が置かれ、その横の砂山に細木(線香)が六本準備されています。
弓執りを行う二人が、御神前に拝礼を行います。
二人が古式作法に則り、同調した動作が見事に執り行われます。
参列者及び見学者の視線も集まり、非常に緊張感が高まります。
矢が放たれた瞬間。今年は見事に何本もの矢が、的に命中しました。
二人がそれぞれ二回弓を射た後、古式作法に則り、細木をすかして的を睨み、放った矢の数だけ細木を砂山に立てます。
今年上座になる方が、矢を放たれた瞬間。初めて弓執りでしたが、古式作法もきっちり執り行われ、矢も見事に的に命中しました。
最後に鏑矢(かぶらや)がとられ、弓執り式が納められます。
昔は、矢の一本一本を農作物の種類になぞらえ「的を外れたものは不作と判断する」などと言われた為、弓執りの人たちは一生懸命練習したそうです。
今年のお二人も、先輩から指導を仰ぎ、何日にもわたり繰り返し熱心に練習され、本番では弓執りの大役を見事に果たされました。


