平成14年12月18日 京都新聞

記事021218京都新聞 2002(平成14年)12月18日掲載記事 転載

武蔵の訓戒を書に
左京 地元の書家が八大神社に寄贈


江戸初期の剣豪、宮本武蔵が残した訓戒「独行道(どっこうどう)」を、京都市左京区岩倉の書道愛好家、山下正美さん(82)が書にし、17日、武蔵と縁が深い同区一乗寺の八大神社に寄贈した。「武蔵ブーム盛り上げのお役にたてば」と話している。

独行道は、晩年の武蔵が自身の戒めとした21の言葉。八大神社は、吉川英治の小説「宮本武蔵」で、武道の名門・吉岡一門と決闘した場所とされている。書道歴27年の山下さんが「郷土ゆかりの人物の言葉を書に」と贈った。

書には「身をすてても名利はすてず」など現代に通じる戒めが並ぶ。八大神社は、武蔵の生涯が2003年のNHK大河ドラマになることから参拝者が増えており、「武蔵を理解する一助に」と、さっそく参集所に展示した。

写真=「独行道」の書を手渡す山下さん(右) (左京区一乗寺・八大神社)