大祭準備

■■■■■
大祭準備
計画案の作成・打ち合わせから始まり、多くの氏子各位の奉仕により、大祭に向けての準備が行われます。

■■■■■
注連縄準備
5月の大祭用に、毎年4月下旬に注連縄(しめなわ)づくりを行います。12月には正月用もつくります。注連縄をつくるのは、宮座の方々および宮座OB(巴会)、八大神社氏子会・下一乗寺氏子会役員・一乗寺住宅自治会役員の方々、氏子会から依頼を受けた方々です。

注連縄・神事に使う稲藁 【いねわら】
注連縄・神事に使う稲藁をとるためには、稲の刈り取りも昔のように1株ごとに「手刈り」で行われなければなりません。機械のバインダーで刈り取った稲は、株が機械の力にはさまれてしまい、稲を束ねる時に軟弱になってしまうからです。しかし、現在では稲作も少なくなり稲刈りも機械化されているところが多くなりました。注連縄・神事に適した良質の稲藁の確保は、昔と比べてたいへん苦労しています。
注連縄用の稲藁は、栽培面積で約5畝(約1500平方メートル)くらいが必要ですが、現在では、特に依頼して、一乗寺氏子である稲作農家に供給をお願いしています。依頼を受けた農家は、神社に供する稲藁を確保するために、秋の長雨・台風や病害虫予防などにたいへん神経を使います。特に、雨に打たれると稲藁が黒く変色して独特の青みを失ってしまうため、稲藁を乾燥させるときには株元をビニールなどで覆いをしたりして細心の注意を払います。

■■■■■
太鼓・鉦 及び鉾差しの練習
4月下旬から、鉦・太鼓の打ち方、調子の合わせ方、等の練習が、宮座の下座の人たちによって境内で行われます。練習は、午後8時頃から10時頃に至るまで毎日行われます。太鼓・鉦のバチを持つ掌の皮が破れるほど熱心に、本番の奉幣式・神幸列に向けて練習に打ち込みます。

鉾差しの練習も同じ頃に行われます。足の運び方、鉾と体との安定・バランスの測り方、鈴の振り方・当り方、等の練習を、境内を右に左に歩いて行います。鉾差しの練習は、年間を通じて大祭前の他の時期にも行われます。

夜も更けて静かになる頃、東の方より、鉦や太鼓の音とその合間を縫うように鉾の冴えた金属性の高い音が入り交じって、一乗寺の里の人々の耳に聞こえてきます。かすかに響く音色が流れてくると、八大神社の大祭が近づいてきたことが感じられます。

■■■■■
神輿飾り・祭礼準備
神輿の飾り付けは、宮座の上座の人たちによって行われます。そのほか、祭礼用衣装の準備、御神灯立て、各御旅所の盛り砂準備、巡行路の点検、御旅所の清掃・整理、などたくさんの準備があります。これらの準備は、氏子会・宮座・奉賛会・PTA・女性会・消防団など地元の多くの方々が奉仕をされます。