淡墨桜について

八大神社境内の参道脇にある鎮守の森には、国指定天然記念物の「淡墨桜 【うすずみざくら】」があります。これは、岐阜県本巣郡根尾村から、平成5年(1993年)に、八大神社の鎮座七百年祭の記念に、植樹されたものです。

淡墨桜とは
岐阜県本巣群根尾村にある桜の古木です。継体天皇が手植えしたと伝えられ、樹齢千五百年にもなります。1922年に、国の天然記念物に指定されました。満開を過ぎると、花びらの色が薄い墨色に変わるので、この名がついています。高さ17メートル、東西南北の枝張り20メートルを超える、大きさです。

根尾村と八大神社
岐阜県根尾村では、この淡墨桜の保存のために、村民が種を採取して、苗木を育てておられます。平成5年当時、八大神社氏子会役員の西村隆志さんが、根尾村にお知り合いがおられたことが御縁で、若木を譲り受け移植することができました。根尾村の田中とみ子さんが育てておられた、樹齢十六年の若木は、当時7メートルでした。このとき、いっしょに譲り受けた十本の苗とともに、今はたいへん大きく育ちました。

桜の花が咲くまで
若木の移植後は、氏子の方が、周りの雑木を伐採して日当たりをよくしたり、毎日ホースで水をやるなどして、大切に世話をしてくださいました。そのおかげで、移植して4年後(平成9年)から、美しい桜が咲くようになりました。

<上記の文章は、以下の記事を参考にして書き直したものです。>
・平成5年4月9日京都新聞
・平成9年4月8日京都新聞