平成21年5月5日 氏子祭(神幸祭)

5月5日、八大神社の年に一度の大祭が、多くの皆さんの力によって盛大に執り行われました。
※各写真画像は、クリックすると大きく表示されます。



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午前8時前に、昨日作られた「おのれ餅」と「御供(ごく)」を神前にお供えする朝御供祭が、神社にて執り行われます。
そして、そのあと午前8時半より、下一乗寺地区の御旅所である地蔵本公園にて、御神輿ならびに神幸列が巡行に出発するにあたって、神幸祭の祭典が執り行われます。下一乗寺地区の多くの方々が集まり、神事が執り行われ、そのあと午前9時頃より順次行列が出発し、賑やかなお祭りがはじまります。



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下一乗寺の御旅所に続き、一乗寺住宅自治会の神幸祭の祭典が、午前9時より柊社(ひいらぎしゃ)にて執り行われます。自治会の代表の方々が椅子に座り、お祭りに参加される皆さんも柊社の境内に集合し、神事に参列します。そして、皆さんが順番にお参りされ、そのあと9時半頃より、大人神輿や子供神輿が、地域の巡行路に向けて出発します。



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午前10時前、宮座の下座一番長、二番長が、御使者として「御供(ごく)」と「おのれ餅」を持ち、曼殊院門跡に向かいます。曼殊院では、参道正面の勅使門を通り玄関に進み、客殿にて口上を述べて御神饌を呈上します。
集会所には、昨晩組み立てられ、巡行に向けて準備の整った三本の剣鉾と子供用の小型の剣鉾が、やぐらに立てかけられています。



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午後12時半より、上一乗寺集会所にて、祭礼のはじまりの儀式である奉幣式が執り行われます。
宮座の上座座員ならびに、宮司、上一乗寺総代、下一乗寺・住宅自治会の代表者、区民会会長が参列し、式場内に順番に着座しています。
式典では、鉾差し二名が作法に則って、御神酒とおこしを参列者に配します。そしてその間、宮座の下座による、奉幣太鼓・鉦の奉納が執り行われます。始めは緩く徐々に合間をつめて速くなり、鉦・太鼓が調子を合わせて連打されます。
奉納は約20分あまりに渡り続き、調子の合った鉦と力強い太鼓が、熱心な練習の成果を発揮し、見事にお納めされました。



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奉幣式の後、神事列書が読み上げられて神幸列が整えられ、祭礼の参加者が順次神社に向かいます。
神社からは、社旗に続いて三基の剣鉾が先頭で出発し、準列、御榊、督殿(こどの)、御幣、唐櫃(からひつ)、子供鉾、踊子・稚児、子供太鼓・鉦、子供神輿、奉幣係と続き、最後に大人の御神輿が勇ましく担ぎ上げられ出発し、宮司、氏子会総代、巴会、区民会会長が続きます。



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大人神輿奉賛会を中心とした、担ぎ手の皆さんによって担がれた大人神輿は、上一乗寺地区を勇壮に進みます。そして、要所要所では、屈強な担ぎ手によって御神輿が力強く高く差し上げられ、沿道からの喝采を浴びます。
巡行路の北薬師堂、南薬師堂、下り松では、宮座の下座の皆さんによって、奉幣太鼓・鉦の奉納が行われ、上一乗寺の北・南・中の各地区の皆さんに、迫力のある鉦・太鼓をご鑑賞いただきます。



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午前中からお昼過ぎまで、長い時間に渡って下一乗寺地区を巡行した、三基の御神輿を中心とした下一乗寺の神幸列が、午後1時半の御旅所での還幸祭を経て、午後2時半頃、神社に戻りました。
巡行路を力強く担がれ、勇ましく進んだ御神輿は、神社境内でも二度三度担ぎ動かされ、そして御本殿の前でも、担ぎ手が最後の力を結集して、見事に差し上げられました。



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男神輿、女神輿、子供神輿の三基の御神輿が、御本殿の前に安置され、御神体を御本殿にお戻しする神事が執り行われます。
各代表者が御本殿内に参列し、各御神輿の御神体が、宮座の師匠によって御本殿に戻されます。そして最後に、各代表者が御拝礼を行い、多くの皆さんのご協力、ご支援によって執り行われた下一乗寺の祭礼が、めでたく盛大に納められました。



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下一乗寺に続き、一乗寺住宅自治会の御神輿が、最後の厳しい上り坂を力強く駆け上がり、午後3時前に、神社に還ってきました。
御神体が宮座の大師匠によって、御本殿に戻され、午前中から皆さんが力を合わせて、長時間・長距離に渡って執り行われた住宅自治会の祭礼が、立派にお納められました。



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上一乗寺の神幸列の先頭を、京都市無形民俗文化財の指定を受ける八大神社の剣鉾差しが、勇壮に巡行します。
剣鉾は、京都の御霊信仰・天王信仰系統の神社に多く分布する特殊な祭具であり、剣鉾差しには、御神輿の通る順路の悪霊を祓い鎮めるという意味があります。
八大神社には三本の剣鉾があり、写真左の手前側が「龍(りょう)鉾」、奥側が「柏鉾」、写真右の手前が「菊鉾」です。
年間を通して技術を磨かれている鉾差しの皆さんが、洗練された技で、剣(まねき)を前後に振り、鈴(りん)を左右に八の字型に振り棹に押し当て、冴えた高い音を発しながら道中を進みます。



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大人の剣鉾に続き、小学生の子供たちが、小型の剣鉾を差して巡行します。小型とは言え、かなり重量の立派な剣鉾を、祭礼前の練習の成果を発揮して、一生懸命差してくれました。
子供神輿も、たくさんの子供たちが力を合わせて頑張り、そして、子供神輿奉賛会の皆さんやPTA(地域委員)の皆さんに多大なご協力をいただいて、安全で楽しい巡行を行うことができました。



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踊り児の男児は、五色の色紙で作られた垂紙の束を竹竿の先端に結いつけたサンヨレボウキを持ち、上下に揺り立てながら巡行路を練り歩きます。稚児の女児は冠、着物に袴を着用し、手に榊の小枝を持って巡行します。
何れも小学校一年生がこの役を行いますが、地域委員や保護者の皆さんの助けによって、みんな元気に最後まで歩くことができました。



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上一乗寺の祭礼の後半は少し雨が降り、御神輿にはビニールのシートが掛けられました。その中でも、多くの担ぎ手の皆さんの力と、役員関係者皆さんの協力によって、伝統の大きな八角の御神輿を、勇壮に、そして事故無く安全に、巡行させることができました。
そして、上一乗寺の各地区を巡行した御神輿は神社に還り、境内でも勇ましく担ぎ動かされた後、御本殿の前に安置されます。そして最後に、御神体を御本殿にお戻しして、全ての祭事が無事にお納めされました。